October 20, 2006

「わたしの尊敬する同時代人 4)−星川 淳氏」


矯正歯科 : 鎌倉 dentfaco 山本歯科・矯正の Blog
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きのうのblog で紹介したついでに・・・

星川 淳氏

屋久島に在住し,半農半著を自任していた
星川 淳は,新刊書が待ち望まれる
わたしのとってかけがえのない同時代の作家の一人ですが・・・

最近では,環境破壊をはじめとして
どうもいても立ってもいられなくなった様子で,
ついにGreenPeace 日本代表に就任されたようです.

氏の著書のうち白眉ともいえる
「環太平洋インナーネット紀行―モンゴロイド系先住民の叡智」
では,
合衆国憲法が独立のための規範として是非必要だった,
そして
日本国憲法の原型とされた,
アメリカ合衆国内に存在し
いまだに独自の入国審査を行っている,
先住民からなるイロクゥオイ連邦が紹介されています.

イロクゥオイ連邦は
それまで仲たがいの続いていた
5つの部族を統合していったトリック・スタ−としての
ピ−ス・メ−カ−の伝説をもち
=「魂の民主主義 北米先住民・アメリカ建国・日本国憲法」
重要な決定については7世代後の子孫に誓うそうです.

現代の日本に生きる政治家・医師・役人・教育者・財界などの
ひとたちに読んでいただきたい
超お進めの一冊です.

汚職代議士も
患者をたらい回しにして
死に至らしめた医師も
幼少時には
宮沢賢治を読んだはずです.
あのすばらしい
「どんぐりと山猫」の世界を
かいま見たはずなのに,
いつその光景を忘れてしまうのでしょうか?

氏の得意分野であるところの
エコロジ−関係では
1秒で画面が飛び出す
テレビのバイヤスィングをやめるだけで
全米でいくつものダムが必要なくなるという
文庫本「地球生活」をはじめとして
実際に「エコロ爺」なる人物か登場する
「エコロジーって何だろう」.

大気中の酸素濃度が1%高くなるだけで
山火事の発生率が50%も増えるとした
地球をひとりの女性にたとえ,
干潟を,彼女の一番でデリケ−トな部分であるとした
ラブロック博士著,氏訳による
「地球生命圏―ガイアの科学」
「ガイアの時代―地球生命圏の進化」
(翻訳:スワミ・プレム・プラブッダはフェルナンド・ペソアが
いくつもの違う名前で詩作したのと同様,ヨギ−修業の経験を持つ
氏自身の別名です. )

植物への愛のまにまに
永続をほのめかす「地球の庭を耕すと―植物と話す12か月」

古代から連綿と続く
ポリネシア人の遺伝子に組み込まれた
海洋遺伝子.
朋友エディ−・アイカウを失いつつも
ハワイイ・タヒティ間のスタ−ナビゲ−ションによる航海に成功し,
おおくの環太平洋の住民に,愛と誇りを取り戻した
我らが世代の英雄「星の航海師―ナイノア・トンプソンの肖像」.

在りし日のわがこころのバリ島で
以前に紹介したヴァルタ−・シュピ−スと生活した
グレゴリー ベイトソンの
「新版 天使のおそれ―聖なるもののエピステモロジー」
などがおすすめです.

氏は俳優でミュージシャンのいしだ壱成の伯父に当たります.



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Posted by dendroboim at 00:10:00 | from category: 銀夕社交界 | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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