October 10, 2006

「ワインミニ知識」

「シャムパーニュ 2)」

矯正歯科 : 鎌倉 dentfaco 山本歯科・矯正の Blog
カマクラデントフェイシャルオ−ソピディクス山本歯科・矯正
院長 : 矯正歯科医 : 山本一宏の Blog 9)

昨晩シャムパーニュについて語った中で,
宿題にしておいた,
ワインの瓶のおおきさについて
述べてゆこうとおもいます.
シャムパーニュ地方には
他の地方に勝ってさまざまな容量の壜があります.

それから,ご存知のことと思いますが,
葡萄酒は地方ごとに最適の異なったフォルムの
verre=ヴェール=グラスでいただきます.

シャムパーニュ用のグラスを数種類
画像でお知らせします.

キャール(quart)=x1/4=187.5ml
ドミ・ブテーユ(demi bouteilles)=x1/2=375ml
ブテーユ(bouteilles)=x1=750ml
マグナム(magnum)=x2=1500ml
ジェロボアム(jeroboam)=x4=3,000ml
レオボアム(rehoboam)=x6=4500ml
マチュザレム(mathusalem)=x8=6000ml
サルマナザール(salmanazar)=x12=9,000ml
バルタザール(balthazar)=x16=12,000ml
ナビュショノドゾール(nabuchodonosor)=x20=15,000ml

Epernay

左手前から Epernay=エペルネイ=現在シャムパーニュ地方におけるほとんどすべての蔵で使用されているテイスティング用グラス.以前はとなりの Insutitut national des appellation d'origine=INAO=イナオ=原産地名銘柄全国協会がもちいられていた.手前右=Perrier Jouet BELLE EPOQUE=ペリエ・ジュエ社ベル・エポックのためにアール・ヌーボーガラス作家エミール・ガレ工房がデザインしたグラス.
後列左からオーストリアの Riedel =リーデル社製のシャンパン・フルート.仏蘭西Baccarat=バカラ社製シャンパン・フルート=昨晩述べたDom Perignon の名を持つ.後列右端はやはり昨晩紹介した青木亥一郎博士に戴いた,impitoyable=アンピトワイアブル=情け容赦ないという名をもつシャムパ−ニュ用テイスティンググラス.
なお,Epernay=エペルネイは,日本におけるシャムパーニュの伝道師=自らの足でシャムパーニュ地方中を巡り買い付けをおこなっている荻原ソムリエのいる恵比寿ラ・ヴィネで時々扱っています.

手元にはないのですが,
結婚式の披露宴などで乾杯の時に使用する
coupe=クープとよばれる杯状のグラス.

現在では何を勘違いしてか
薫りたつ華やかな宴を演出する
このクープではなしにシャンパン・フルートで
乾杯する式場があるようです.
シャンパン・フルートは個人的に
シャムパーニュを楽しむのに適しているのですが,
華燭の宴のためには薫りをたたせるためのクープの方が適しています.

このクープ実はかのマリー・アントワネットの
完璧な乳房を実際にかたどったものだったらしいのです.
あんな小さなものだったのかと思いきや,
でてきたほんものが・・・

マリー・アントワネットの乳房をかたどったクープ
(芸術新潮1998.8月号特集 : おしゃべりな乳房たちより)
Posted by dendroboim at 09:41:06 | from category: ワインミニ知識 | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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