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November 03, 2006

「混合歯列期における反対咬合の早期治療例」


矯正歯科 : 鎌倉 dentfaco 山本歯科・矯正の Blog
カマクラデントフェイシャルオ−ソピディクス山本歯科・矯正
院長 : 矯正歯科医 : 山本一宏の ブログ 34)

反対咬合の早期治療例

写真は初診時10歳男性の
反対咬合早期治療例.

乳歯列で奥歯がムシ歯で崩壊したことにより
抜歯され早期に喪失した.

後ろから生えてきた永久歯=6歳臼歯が
たおれこみ,バイトが低くなったため,
反対の噛み合わせにさらに拍車がかかっている.

こういった場合,
下顎に2x4=two by four
=第一大臼歯2歯と永久前歯4歯に矯正装置を付け,
中間をパスして飛ばす.
上顎には太いワイヤーでのバッハ・タイプ・リンガルアーチ
をセットして拡大する
上の奥歯から下の前歯にゴム=クラススリー・エラスティック
をかける(IMF=顎間固定).

そうすることにより
逆だった成長刺激を改善させ,
(通常だと
下が上を
「大きくなりなさい」
上が下を
「そんなに大きくならなくていい」
なのに反対咬合のため逆だった)
顎関節の前方方向へのスロープ
(前方顆路角)
がフラットに育ってしまい,
将来の顎関節の座りが悪くなる
事を防ぐ事ができます.


00:10:00 | dendroboim | | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks