January 02, 2007

「日本の誇り=郷の誉の花薫光」


矯正歯科 : 鎌倉 dentfaco 山本歯科・矯正の Blog
カマクラデントフェイシャルオ−ソピディクス山本歯科・矯正
院長 : 矯正歯科医 : 山本一宏の ブログ 93)

暮れに患者さんからいただいた下記の酒
あんまりおいしかったので
例年 チョット贅沢と
知りつつ そのため
少しがんばる
正月にだけ
年に一回だけ
抜栓する
花薫光が
いまだ
冷蔵庫に冷えたままあります



須藤本家が花薫光(かくんこう)を世に出したのは
今からおよそ20年ほど前です

蔵元が 鑑評会とは別に
ハイエンドとして追い求めた日本酒
最上の日本酒を追究することを目指し
「花薫光」が誕生したそうです

花薫光という名前の由来は
蔵にある「犬桜」という古木が
5月上旬に小さな花を咲かせ
その花が踊るように舞い
つくばいの水の上に落ちて
光輝く姿から思いつかれたとの事です

「郷の誉」を創る茨城県の
「須藤本家」は 本格的な生もと造りで
酒造業の歴史は今を溯ること850年
永治元年(1141年)平安時代末期から続く
現在55代目という日本で最も古い蔵元
平将門のいた頃から続く蔵です

「須藤本家」は本格的な生?造りをおこなう
全国でも数少ない蔵元です
生もと造りでは
他には「大七」などが有名です

「山おろし」ともよばれる「生もと造り」
は古来から蔵に住み着く
地の酵母がその他もろもろの雑菌に打ち勝って
酒を醸してゆきます

山おろしをはしょった
山おろし廃止もとを山廃
とよびます

花薫光はここ数年海外のレストランでも
大人気で
$300を超える高値で
取引されているようで
最近でもニューヨークの上位にランクされる
レストランのソムリエの方から
熱いメッセージが届いたそうです

鶴の一声で
シンデレラワインが誕生する
あの
ロバート.パーカーJr.も絶賛

「須藤本家」社長が
ロマネ・コンティのシャトーに行った際に
このお酒をお土産に持って行き
蔵の方がお酒をティスティングされて偉く気に入られ
「このお酒の現地の価格はいったいいくらなのか?」と聞かれて
6.500円(当時の価格)だと答えると
その方が650.000円と思いこみ
社長が650.000円ではなく6.500円ですと言い直すと
信じられないという顔をしていた
というエピソードからも
このお酒の持つクオリティの高さを再認識できます

酒造りに用いる米は
素性の判らない米など一切使わず
全て最高の契約栽培米を用いて
手造り少量生産醸されるそうです

栽培田の土壌を徹底的に解析
その条件に見合った土壌改善を
20年以上も前から実施し
それぞれの栽培田の特性から
どのような米が収穫できるのか
全てを学術的に把握した上での土壌造りから
須藤本家の酒造りが始まります

その長い歴史の中から生まれた
「伝承古法仕込」という仕込方法は
代々蔵の当主を継ぐものだけに受け継がれ
杜氏でさえその全てを知ることは許されないといわれます

花薫光に留まらず
すべての酒がごまかしの無い味でおすすめ

2001年より醸造アルコールを廃止
ごく一部のお酒を除き
全く火入れをしていない本生で出荷されます




Posted by dendroboim at 23:44:19 | from category: ワインミニ知識 | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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