November 25, 2006

「顎顔面整形歯科2)」


矯正歯科 : 鎌倉 dentfaco 山本歯科・矯正の blog
カマクラデントフェイシャルオ−ソピディクス山本歯科・矯正
院長 : 矯正歯科医 : 山本一宏の ブログ 56)

昨日に引き続き
歯並び噛み合わせを
治したことによって
顔貌と
全身症状の緩解を見た例です

顎顔面整形歯科と
咬合治療を包括した
矯正歯科治療によって
顔貌と全身症状の改善がおこります

顎顔面整形歯科治療前後の顔貌の変化写真は初診時22歳女性
アゴの不調を訴えて来院
初診時右上八重歯は既に抜歯されていたため
残る3本の第一小臼歯を抜歯後
上のみ内側=舌側=リンガルの装置で
下は通常の装置で矯正歯科治療
動的治療期間2年4ヶ月

整形装置=ヘッドギアの
左右の腕を写真のように
ベクトルを違えて
作用させることによって
アゴの姿勢位の改善をおこなった
顎顔面整形歯科装置
顎顔面整形歯科治療前後での骨格の変化
初診時上アゴ左右の臼歯は
左に比べ右で4.5mmほど
高径が低かった(左)

整形装置=ヘッドギアを
作用させたことによって
初診時上アゴ右側の犬歯がなかった分
前後的なズレは残るものの
上下的には同じ高さとなった(中)

赤い部分は右側
青い部分は左側
紫の部分は左右の歯が重なった部分

緑で彩色された部分は
矯正歯科・顎顔面整形歯科治療前後での
姿勢の変化を示している(右)

治療終了時24歳なので通常では骨格の成長はないとおもわれる
悪いアゴの姿勢がいかに
全身の姿勢に悪影響を及ぼしていたかがわかる

矯正歯科動的治療前後の顔の写真からは
この患者さんに
明らかに何かが起こったことが見て取れる

初診時訴えた
便秘や下痢をしやすいといった内科的症状

頭痛・肩凝り・ひざの痛み・歩きにくい・座りにくい
といった整形外科的症状

かくとすぐにみみず晴れのようになってしまう
ニキビ・肌荒れ・アトピー等
皮膚科的症状

情緒不安定・心身症・睡眠障害等の症状が
矯正歯科動的治療終了後では
改善している





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