January 08, 2007

「矯正歯科医の選び方」


矯正歯科 : 鎌倉 dentfaco 山本歯科・矯正の blog
カマクラデントフェイシャルオ−ソピディクス山本歯科・矯正
院長 : 矯正歯科医 : 山本一宏の ブログ 97)

AJO表紙

矯正歯科業界紙では最多発行部数を誇る
米国矯正歯科医会
=American Association of Orthodontists
の公式である刊行物である
American Journal of Orthodontics
=AJO の表紙にも
(AJO 表紙の赤く囲って⇒で示した場所)
"Dentistry's first specialty"
とあるように
矯正歯科は世界的にみても
元来専門職でおこなわれるものです

鎌倉 dentfaco 山本歯科・矯正
homepageでも
"欧米では8割以上の方が矯正歯科専門院を受診します"
と紹介しています

ところが
読売新聞が2006年5月18日付けの医療ルネサンス
『学会「認定医」わずか1割』
として報じて
安易に矯正治療を受けることに
警鐘を鳴らしているように

我が国には約20000件の
矯正歯科の看板が掲げられているにも拘らず
大学などの指導医のもとで5年在籍して
2例の症例審査で認定される
日本矯正歯科学会の認定医ですら
2000人しかおりません

そのことを憂慮して
与五沢(よごさわ)文夫氏を
審査委員長とし
患者さんが安心して受診できる
医療環境を構築すべく
矯正歯科治療完治症例
100例審査をもって
歯科矯正専門医を公認する
Japanese Board of Orthodontics=JBO
「矯正歯科 技術認定厳しく」
「治療写真や歯型模型の審査、面接・・・5段階で評価」
として読売新聞が医療ルネサンス
『患者に見えやすい専門医制度を作るため
医師や歯科医の「技術」を 誰が どう審査するか
先進的な方式を採用している
「日本矯正歯科協会」(深町博臣会長、約1200人)
の試みが参考になりそうだ(鈴木敦秋)』
と論評しているにも拘らず
既得権を重んずる
他団体からの逆風が強いように思われます

矯正歯科の発祥地で先進国である
アメリカでは 患者が
治療結果が芳しくないことを訴えると
2名の裁定委員が直ちに駆けつけ
歯科医師の過去が判明すると
厳重に処罰を受けます

我が国では歯科医師会や
教授連が参考人となっても
まあまあとなって
患者さんが泣き寝入りをせざるを得なくなる
場面がほとんどです

「医者選びも寿命のうち」
近い・安い・昔から知っている
に勾引かされ
医院経営の犠牲になることなく
賢い医療消費者として
先進医療を受けられることを
お勧めします

00:15:00 | dendroboim | | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks