November 30, 2006

「矯正歯科治療でアンチエイジング!!」


矯正歯科 : 鎌倉 dentfaco 山本歯科・矯正の blog
カマクラデントフェイシャルオ−ソピディクス山本歯科・矯正
院長 : 矯正歯科医 : 山本一宏の ブログ 61)

10月22日のブログでお知らせしたとおり
顔形は噛む力が
形作るといっても過言ではないのです

頭の骨は
脳頭蓋と顔面頭蓋に分類されますが
顔を構成する
顔面頭蓋の実に80%異常を
上下顎骨が占めます

しっかりと噛めば噛むほど
はっきりとした顔となり
眼にも光が入ってくるのは
そのためです

きょうお伝えするのは
もう20年近く前になる
昔に治験した症例なのですが
成熟期を過ぎた
おとなの方です

成人矯正歯科治療初診時42歳女性

昨日紹介した方と同様
上アゴ左右側切歯の先天性欠如を
今ではこんなことはもうしない
金の界面金冠で補綴されている
(セラミックもコンポジットレジンも
なかった時代があったので
仕方がないことですが
昭和の初期にはおしゃれ感覚で
界面金冠が使われたことがありました)

成人矯正歯科治療前後の姿勢と筋肉のバランスの変化

歯のない部分につきましては致し方なく
人工物で補填しましたが
治療前後の側貌の比較では
姿勢のアップライトと
首の筋肉の変化が見て取れます

噛むための筋肉は
全身の筋肉と繋がって
連携して活動しているため
噛む機能を回復しただけで
これだけの変化が起こるのです

咬合治療を経験されたおとなの患者さんが
口をそろえておっしゃることは
肩凝りが治った
階段を登る時息が切れなくなった
40年にわたって悩まされてきた
生理痛がうそのようになくなったなど・・・

当院患者さん74歳のSさん
同窓会で
「わたしの歯が一番きれいだった」
っておっしゃってくださいました

私たち医療人にとって
これ以上の励ましはありません

歯がそろっている方と
一本もない方と比較すると
ぼけ率3倍
寝たきり率10倍という
厚労省データが存在します

皆さん歯を大切に・・・

00:10:00 | dendroboim | | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks