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「矯正歯科治療失敗したからってあきらめないで！１）」

矯正歯科 : 鎌倉 dentfaco 山本歯科・矯正の blog
カマクラデントフェイシャルオ−ソピディクス山本歯科・矯正
院長 : 矯正歯科医 : 山本一宏の ブログ 52）

これから２日に亘ってお見せする症例は
いずれも過去に
他の医院で矯正治療を受けたにもかかわらず
完全には治らなかった方たちです．

現在の矯正歯科臨床は
技術的にも材料においても飛躍的な進歩を遂げました

一例を挙げれば
高度先進医療にも指定された
お口の温度に反応して
無理な力をかけずに
コンスタントに理想的な歯の移動力を生み出す
形状記憶合金などがあります

たとえ以前矯正治療を受けたことがあって
完全に治らなかったからといって
現在でもそうかというと
決してそうではありません
今日では
治せない歯並び・かみ合わせは
ほとんど皆無と言って過言ではないでしょう

最初の症例は近隣にお住まいの同業者の奥さんです
当院初診時２９歳の女性
嫁ぎもとの北九州市にて
８歳から１８歳までの10年間にわたり
反対咬合の矯正治療を受けたが
上の写真に示した状態までで
これ以上治らないと言われた
（未確認だが本人の言では某大学の元教授だったとのこと・・・）

前から４番目の第一小臼歯を上下とも抜歯して矯正しているが，
奥の歯が倒れこんでしまい，横の歯がかみ合っていない．
下顎左右第一大臼歯抜歯後
当院での再治療期間１年４ヶ月で
右の写真に示すように，
ほぼ理想的な歯並び・かみ合わせになった

親知らずを抜歯していなかったことが幸いして
親知らずを第二大臼歯に
第二大臼歯を第一大臼歯の替わりとして
機能的な噛み合わせを
形作った