October 15, 2006
「八重歯・叢生・crowding」
矯正歯科 : 鎌倉 dentfaco 山本歯科・矯正の Blog
カマクラデントフェイシャルオ−ソピディクス山本歯科・矯正
院長 : 矯正歯科医 : 山本一宏の Blog 14)
なぜ八重歯になるのでしょうか?
図の2段目と3段目は永久歯列の左側における歯式.図の1段目と4段目は永久歯列での上下顎それぞれの萌出順序.上下顎ともに赤字で示した一番最後にはえてくる歯が歯列からはじき出されてしまう.
「Leeway space=リーウェイ・スペースと非抜歯矯正治療の深〜い関係」
混合歯列期(|12C4E6)において→で示したE(第2乳臼歯)は,
永久歯咬合になると←で示す5(第2小臼歯)へと変化します.
それぞれの大きさの違いに注目.
E(第2乳臼歯)ー5(第2小臼歯)=を歯科界では
Leeway space=リーウェイ・スペースとよびます.
もともと海洋学の用語であった
Leeway とは,風下に流される事をいいます.
たとえばタヒティのあるソシエテ諸島が
風上諸島=windward と風下諸島=leeward に分けられるように.
乳歯咬合から永久歯咬合への推移の過程で
生理的には乳歯列期ではフラシュ(つらいち)だった
ターミナル・プレーン=上下顎最後方乳歯遠心面(のど側の奥の面)
が,上顎に比べて下顎では約3倍大きい
リーウェイ・スペースをつかって,永久歯列では
山と谷=cusp to fossa の噛み合わせ様式へと変化します.
乳歯列では,前でも横でもどちらにも自由に成長してください
が,永久歯列ではきちんとしたストップができるわけです.
このリーウェイ・スペースがいまだ存在する時期に
矯正治療をはじめれば,このスペースを
まるまる取っておいて,利用する事が可能になり,
非抜歯での=永久歯を間引く事なく
矯正治療をおこなってゆくことができる確率が
高くなります.
"MyFavoriteThings=MFT2)"
「Arturo Benedetti Michelangeli 頌」
Jazz をやっていて,クラッシックなんか [more...]
18:17:10 |
dendroboim |
|
DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks